淡中 圏の脳髄(永遠に工事中)

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If you have the right attitude, interesting problems will find you

小説は見つかりませんでした。

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"パスティー主(文体模写)"により小説は見つかりませんでした。

小説は見つかりませんでした。

あなたが探していたような小説はみつかりませんでした。

なぜでしょう? 一緒に考えてみませんか?

そもそもあなたはどんな小説を期待していたのですか?

どんな読書体験をお求めで?

あなたが念頭に置いていた小説はありますか?

あなたが重要視している要素は何でしょう?

かつて憧れた恋愛要素?

現実では得られない成功感覚?

血湧き肉躍る興奮?

それとも知的好奇心の満足?

または謎が解ける知的快感でしょうか?

人生におけるなにがしかの教訓?

挙げていくときりがないですね。

おそらく、 私に聞かれるまで深く考えたことなんかなかった、 という人の方が多いのではないでしょうか。

しかし、よく考えて欲しいのですが、 世界にはもう存在している小説よりまだ存在していない小説の方がたくさん存在しているのです。

自分が何を求めているかをしっかり見つめたら、視線を上げなさい。

そこには開墾を待つ広大な叡智圏が広がっているはず。

ほらペンを取って。エディタを開いて。 Word? それは小説を書くためのソフトじゃないですね。

あなたは迷いながら進む。 何が正しい言葉なのか。何が正しい行動なのか。何が正しい結果なのか。 あなたが選んだ言葉が存在する小説になり、 あなたが選ばなかった言葉が存在しない小説になる。

しかし、怖がることはない。 あなたの一歩一歩が私たちに、 今までは感じることもできなかった存在しない小説の存在を ほのかに感じさせてくれる。

しかしあなたの飢えは、決して癒されることはない。

そうだ。 あなたは気づくかもしれない。 あなたが存在しない小説を求めてしまったのは、 それが存在しないが故だと。

あなたはたまたま存在しない小説が読みたかったのではなく、 存在しないと言う性質を必然的に保有しているような小説が読みたかったのだ。

存在しないことが定義に含まれているような小説。 それはアンセルムスやデカルトが思索したの陰画のような存在であろうか。 このような概念に対し、カントやその後継者たちは徹底的な批判を加えるであろう。 しかし、それはあなたには直接的関係はない。

あなたにとって重要なこと。 それは、あなたが今書いた小説はあなたが求めていた 存在しない小説ではない、ということだ。

それはたまたま今まで存在していなかっただけの小説であり、 他の可能世界ではあなたに書かれる前から存在していたかもしれない小説だ。

到達可能などの可能世界でも存在しない小説。 それこそあなたが求めていた小説であるはずなのに。

あなたは書き続けるかもしれない。 決して手に入らない小説を求めて。

またはあなたは書くのをやめるかもしれない。 そもそも書き始めることすらしないかもしれない。 決して手に入らないのだから。

あなたの前には二つ道があり、どちらを選ぶのも自由だ。

どちらでも良い。

選ばれた方が存在する小説になり、 選ばれなかった方が存在しない小説になるだけだ。

ただそれだけなのだ。

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