淡中 圏の脳髄(永遠に工事中)

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とても変わった小説でしたが楽しめました

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とても変わった小説でしたが楽しめました

名前:無名の読者

投稿時刻:2022-11-16 14:03:35

本文:

とても面白い小説でした。この小説を読んだ読者のコメントからなる小説、というものは私は初めて読みました。

しかし一つだけ気になることがあります。この読者という登場人物は存在するのでしょうか?

何か変なこと書いてるかもしれません。そもそもこれは小説なのですから、この小説の登場人物である読者が実際に存在するはずはありません。なので言いなおすと、この読者という登場人物は存在しうるのでしょうか?

だって、この読者が読んでいる小説はこの小説自体なのですから、この人が読んでいる小説には自分が書いたコメントが書かれているわけです。いや「書いた」ではなく「書く」かもしれません。どっちでしょう? どっちでもいいのでしょうか?

もし、そんなものを読んだら変に思うのではないでしょうか? しかしこの読者は得に変に思っている様子はない。私はそこが変に思えました。

もし私がこの読者だとして、自分が書くはずのコメントを読んだら、自分がこの小説の登場人物になったように思えると思うんです。つまり、自分が実在の人物ではない、と気づいてしまうんです。それがどんな気持ちなんだか、想像がつきません。頭がおかしくなってしまうのではないでしょうか? 

でも、違うのかな? まだ書いてないコメントを読んでも、その時点でまだ書いてないのだから、変に思ったりしないのかもしれませんね。

その後コメントを書くときに、この小説のことを思い出したらやっぱり変に思う気がしますが、コメントを書くときに小説のことをあまり覚えていなければ、もしかしたらそれほど変に思えないのかもしれません。なんだかタイムトラベルSFで、矛盾しないための奇妙な設定みたいですね。本文ではどう書いてありましたっけ? 別に長くも複雑でもない小説なのに、ちょっと忘れてしまいました。読み直します。

でも、そんなふうに混乱するところがこの小説の良いところなのかもしれませんね。

なぜ混乱するかというと、私は小説を読むときに、結構感情移入して、登場人物になりきって小説を読むのですが、この小説でそれをやると、小説の登場人物ってどんな気持ちなのか考えなくちゃいけなくなるんですよ。小説の登場人物ってどんな気持ちなんでしょうね? 全然わかりません。

混乱した気持ちで書いてるんで、このコメントも混乱してますね。とにかく面白かったです。次の作品も期待してます。

解説

ダークパターン(ユーザーを騙すUIのデザイン)の本に「偽のユーザーの声」というものがあって思いつきました。

似たような作品をたくさん書いていることに関しては、見逃してください。

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